ぶどう泥棒との思い出
わたくしが幼少期育ったまちは、ぶどうの名産?!地と言われていました。
柏原ぶどうやぶどうジュースが有名?!です。(※大阪の地元で)
小学校や中学校ではお友達が家業でぶどう農園をしている方が多かったように思います。いつもこの季節になるとぶどうの収穫時期ということで、思い出します。
夏休みの時期になると、名物だったのがブドウ泥棒!!
いつもどこかのぶどう農家が悩まされている課題でした。
出荷前の実がぎっしり詰まった巨峰が泥棒のターゲットです。
1房1000~3000円とまぁ高級品です。
デパートなんかで並ぶと5000円は下りません。
ある日、今度こそ、どろぼうを捕まえようということで、狩り出されたわたし。
金属バットを片手に夜通し待機。
蚊やら蛾やら、バッタやさまざまな虫たちと戦いながらひっそりと待つ・・・
がさがさ!!!
きた!!
息を潜め、犯人らしき人がぶどう農園のビニールハウスの中に入った!
犯行をするのを待ち!・・・パチンパチン?!!
ハサミでぶどうの房を切る音が聞こえた!
きた!いまだ!!
手にしていた懐中電灯をいっきに灯し、怒声を上げる!!
わたくし達は一斉に犯人を取り囲む。
・・・・・
若干ハサミをこちらに向け 抵抗してくる様子があったのでかなりびっくりしましたが、犯人もさらにびっくりしていたように思います。
いきなり土下座し、すみませんすみません。と。
ハサミを放り投げて降参する様子がうかがえたので、
警察へ突き出すが、弁償するかでその場で問い詰めました。
わたしはブドウ農家ではない、当事者ではないので、その後は農家と犯人との話合いで示談となったようです。
聞くところによると地元の地理をよく知った、地元のおっさんでした。
近所にこの話がばれたら住みにくいという理由と警察だけは勘弁してくださいと泣きつかれたというので、損害分だけ弁償してもらったということで解決したようです。
いまではそのおっさん。
まじめに地元で元気に働いているらしいです。まぁよしとしますか。
当時、失業していてぶどうも買えなかったらしいです。それでも泥棒はいけませんよね。
さて、そのぶどうの面白そうな企画がありましたので紹介してみたいと思います。